それはまだぼくの少年時代。(5、6歳?)
一つだけすごく自信があることがありました。
それは・・長く息を止めること。
長い間呼吸をしないでも平気だということです。
ぼくはそれに自信があったので、ある日従兄弟にそれを説明し実際どれくらい息を止めることができるのか試してみることにしました。
鼻を手でつまんで
「1、2、3、4、5、・・・・・・・・・」
口に出して数えて行きます。
「・・60、61、62」
もう一分も我慢してます。
さすがだなーと思いながらあまりに長いので従兄弟は退屈そうです。
そこで一回やめるというジェスチャーをして休憩することにしました。
「とりあえず60な!また後で60から始めよう!」
そこで従兄弟が一言。
「なんで自分で数えてんの?」
そうです、ぼくは自分の鼻をつまみながら口で息をしながら数えていたのです。これなら永遠に息をとめていても平気です。
ぼくはこの事実にここで初めて気が付いて笑いがとまらなくなってしまいました。若気の至りでした。